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進路を考えだす高校2年の夏休み、息子の部屋で見つけた「詐欺行為」【スマホと迷走した進路⑤】 by 林山キネマ

【ノートが早く書き終われていた理由を知ったとき…】

 

ノート二枚を書いて見せるのが早い日が増えてきました。

同時にスマホをやっている余裕も多くなり…。

でも、夏季講習と模擬テストの繰り返しをして、それから毎日のノート学習を続けていて「特に成績について心配ない」と私は考えてました。

しかし、成績は思いのほか上がらず、それどころか夏休みになって少しずつ下がり、以前のような合格ラインを維持できなくなってきたのです。

 

 

二年生の夏から冬にかけて、大学受験をするなら実力をつける一番大事な時期だと思うのです。

夏期講習のある日は、お昼の弁当まで作って一生懸命送り出していたつもりだったのですが…。

 

息子が夏期講習に行っているとき、シーツを洗ったり掃除をしようと部屋に入りました。

 

 

書き終わったノートのページが一枚ずつバラバラにされた状態でした。

 

ページ部分がすっぽりと抜かれ、表紙だけになった状態のものもいくつも見つかりました。

何も書いてないページを大量に切り取ったものも出てきました。

 

これは、なにをした「跡」なの？

 

 

ノートの残骸と一緒に空っぽの大きなサイズのボンドの容器、つまようじ、ボンドを広げた形跡のある紙……。

過去に書いたノートのページを

貼り合わせて再利用してたんだ!!

 

これを見つける前までは、まさかこんなバカみたいな「詐欺行為」をするとは思っていませんでした。

二枚書かせていたノートのうち、チェックの日付けは書き終わったページのみで、前の一枚は無記入でした。その無記入の部分を寄せ集めて何度も見せていたのです。

 

ウソみたいな器用さで、ただただ呆然

 

私もやや器用な方なんですが、次男はさらに丁寧で細かい工作が上手なんですよ。

カッターでページを切り取り、つま楊枝で薄くボンドをぬり、ノートの未記入のページを抜きとった部分に張り付けていたのです。見た目全然違和感がありませんでした！

 

だけど～！ここまでやるなら

普通に勉強しておこうよ？

エネルギーの使い方

絶対に間違っていたと思う!!

 

そんなわけで超絶的に無駄に間違ってしまった、大事な高校二年の夏休みの時間の使い方。

みんなが素直に目標に向かって頑張って勉強している時期に、必死にノートを貼り付けていたんだから成績が上がるわけないですよね！

 

どうにか盛り返さなくてはいけないですし、どうしたらこのよくないループから抜け出せるのか…

最終手段に切り替えていきます。

 

☆次回に続きます！

 

～第1話はこちらから～

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