友達も増えクラスにも馴染めるように。ただ、受験をすることは言えないままで…【中学受験をした話⑤】 by ぴなぱ
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5年生の時にできた唯一の友達は6年生でも同じクラスで、その子には話していましたが、他の子にはあえて訊かれない限り自分からは言いませんでした。
言っても平気だとは思いつつ、なんとなく「やっぱりよそ者だったんだ」と思われるような気がして…。
そして迎えた入試の日。
今はどうかわかりませんが、当時の中学入試の一次試験はほとんどの学校が2月1日に実施され、その日に学校を休んだ子=中学受験をする子とみんなわかっていました。
それまで隠していたけど、入試の日に休んだわけだから次の日学校に行ったら私が私立に行くことは周知の事実になっているんだな…と、若干気が重くもありました。
しかし入試が終わった翌日。
入試の直後だったので知恵熱かと思われましたが、病院に行くとなんとインフルエンザ。
当然その後数日間は出席停止。1週間ほどして学校に行くと、私は「中学受験をした子」ではなく「インフルで休んでいた子」としか思われていませんでした。
その後話すタイミングもないまま卒業。
第2話で書いたように私の小学校は学区によってふたつの中学に進学先が分かれるところだったため、どちらの中学に行った子からもしばらくの間は「ぴなぱはもうひとつの中学に行ったんだな」と思われていたようです。
今みたいにスマホやSNSもなかったので、ほとんどの同級生とはそのまま疎遠になりました。(上記の友達の計らいで数人とは再会しましたが…)
隠していたのは自分なのでこういう結果になってよかったといえばよかったような気もしますが、せっかく仲良くしてくれた子達にも嘘をついたまま別れるような形になってしまい、ちゃんとお別れをすべきだったなとも思います。
続きます。
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