自分の経験から、我が子には中学受験をさせたくないと思っていたけど…【中学受験をした話⑰】 by ぴなぱ
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こんにちは!中学受験のお話の続きです。
◆今までのお話
前回までのお話で、なんだかんだ悩みつつも、結局自分の好きなように生きられるようになった私。
今は十分すぎるくらい幸せだし、他の人生をやり直すかと言われたら多分やり直さないと思います。
今の自分があるので、もう自分の中学受験については後悔も何も特にないですが、それでも第一話の冒頭で書いた、この考えは変わりませんでした。
自分はこれでよかったと思う。
けど、我が子に同じ道を歩ませたいかというとそれは違う。
私はたまたま運良く今の生活に行き着いただけで、そうではない未来、自分が望まない未来に行き着く可能性だって十分にあったと思うからです。
もちろんそれを中学受験をしたせいだと言うのは乱暴ですが、少なくとも私は中学受験をしたことで「自分で選択をしていない」「そのための努力をしていない」「楽をして生きてきた」という劣等感をずっと持ち続けていました。
その劣等感が自分の生き方に影響していなかったとはとても思えません。
中学受験を決める小学生の時点で、きちんと自分の将来を考えられる子ももちろんいるんでしょう。でも私はそうではなかったし、そうでない子の方が多いんじゃないかとも思います。
中学受験をすることで、その学校独自の教育を受けられたり、エスカレーターなら進学の心配はせず他のことに打ち込めるというメリットは確かにあります。
でも同時に、他の世界を知る機会を失ったり、そのエスカレーターの中でしか選択ができないように感じてしまうというデメリットもあるのではないでしょうか。
※次ページに続きます。
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