2人育児の新提案!上も下も対等になる接し方「上の子優先」ということの難しさ・後編【第二子が産まれて38】 by ぴなぱ
前回のモヤモヤを解決すべく、私がしたのはアテレコ。
赤ちゃんといれば誰でも、特に上の子がいると赤ちゃんの気持ちを代弁して伝えることは多いと思いますが、その当たり前のことを「お母さんが代弁」から「姉妹の会話」になるよう意識して変えるようにしました。私が言ったらどうしてもどちらかに寄ってしまうので、下の子を上の子と同じ土俵に立たせる、という感じでしょうか。
【例えば…】
下が泣いてて上の子に急いでほしいとき、「まめちゃんが早くしてって言ってるよ〜」と代弁したら、こまちゃんにしてみたら私が妹の味方に付いてるように聞こえてしまうかもしれないので、
『お姉ちゃん〜まめちゃんもう〇〇したいよ〜』
とあくまで下の子がそう言ってるだけでお母さんは2人の判断に任せますよ感を出す、みたいな。
【普段の会話でも】
下の子に合わせて欲しい時だけじゃなく、普段の会話も『お姉ちゃんはオムツ履かないの?』「お姉ちゃんはもう4歳だからパンツなんだよ」『えー!!すごーい!!』みたいに上の子を持ち上げる会話や、
「まめちゃんは幼稚園行ったら何組さんがいい?」『お姉ちゃんと同じ組!!』みたいなお姉ちゃん大好き系の会話など、下の子からの親愛も感じてもらうよう意識しました。
はっきり言って下の子の感情の捏造ではありますが、前回書いた“何も覚えていない赤ちゃんより上の子を”と言うなら、それこそ下の子は赤ちゃん時代のこんなこと覚えてないだろうから姉妹仲良くなるためにこれくらいいいだろうと思います。
“お母さんを取られた”というのはその裏に“泣いてるだけの赤ちゃんのくせに”という困惑や、“私はこんなにいろいろできるのに、何もできない子の方がお世話してもらえるなんてなんか理不尽!”という不満が少なからずあると思うので、
・赤ちゃんにも意思や感情があること
・だけどまだ小さすぎて、大きくなりたいからこそ今は他者の力が必要なこと
が、分かれば違ってくるんじゃないかなと。
実際、言葉や態度で感情がわかるお友達とかが相手なら貸し借りも譲ることもできるし、自分ができてお友達ができないことがあれば教えてあげたり助けてあげることもできるんですからね。
まめちゃんが実際に話始める将来に向けて『貸してー!!』「これはお姉ちゃんの!」『まめちゃんもやりたい!!』みたいな兄弟喧嘩の真似事なんかもします笑
【アテレコを始めてからの変化】
元々妹思いではあったこまちゃん。このアテレコをするようになって、さらにまめちゃんに優しく、それに“何もできない赤ちゃん”じゃなく“自分とは違う意思のある人間”と認識できるようになった気がします。
さらにそれでも上の子が我を通したり怒ってしまう時は、「あ、これは本当に譲れないところなんだな」と、私にとっても上の子を優先すべき境界がわかりやすくなりました。
その結果…なのかはわかりませんが、今のところ母親である私を取り合うようなこともほとんどなく、自分が抱っこしてもらった後には「まめちゃんもーって言ってるから抱っこしてあげて」と、自らアテレコして言ってくれたりもします。
もう少し大きかったら「赤ちゃんじゃなくてお母さんが勝手に言ってるだけでしょ」となるかもしれないし、小さかったら赤ちゃんが何を言っても自分を抑えられないかもしれないので、4歳という年齢だからこそ通じることかもしれませんが、我が家ではとても有効だったなと思います。
何より私自身が「どっちを優先…」思うより、アテレコして本人たち(妹役は実際は私だけど)にわちゃわちゃやらせて決めた方がずっと楽しいです!
◆今までのお話はこちらから
~第二子が産まれて~
第二十五話 子どもが増えたと実感する瞬間
第二十六話 離乳食をどう進めるか悩んでるママにおススメ!『離乳食アプリ』
第二十七話 姉妹なのにこんなに違う!成長の差を感じた瞬間
第二十八話 私が「理想のお母さんの服装」をやめた理由
第二十九話 離乳食を食べなかった長女。一方次女は食べるの大好き!
第三十話 買い物の時間を変えて気付いた、パートのおばちゃんのありがたみ
第三十一話 何もできないと感じていた1人目育児中。2人目育児中の現在は…
第三十二話 2人目は成長が早いと思っていたけど…?
第三十三話 怖がり長女とたくましい次女。怒られた時の違い
第三十四話 大きいと言われ続けた長女。次女もそうなると思っていたけど…?
第三十五話 声が小さかった長女。大声を出せる次女にすでに負けそう…
第三十六話 掴まり立ちをしたい次女。長女と比べるとそこまでの経緯が…?
第三十七話 上の子優先は下の子の冷遇?!「上の子優先」ということの難しさ・前編
作者:ぴなぱさん
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