最悪な状況の私に母の言葉が追い打ちをかける?!【産後、見事に病んだ話⑩】 by こじめ
こんにちは、こじめです。
めっきり暑くなってきて、公園遊びがしんどくなってきた今日この頃です('ω')
夏どうなっちゃうんだろう…恐ろしい……。
【人生初の過呼吸】
↓こうなった経緯は前回をご覧ください。
◆前回のお話はこちら
自室で泣いているうちに、どんどん息が吸えなくなり
体がブルブルと震え出し、手は変な方向に曲がったまま動かせなくなり
頭の中でテレビの砂嵐の画面がずっと流れているような、すごくザワザワした感覚を覚えました。
後頭部と首筋の後ろの辺りが痺れて冷たくなっていく感覚は、本当に気持ち悪いです…。
そして…
ここで実母登場ですよ。
もういい方向に転がる気配なんて皆無ですよ。
実母は私がベッドの上で丸まって震えながら涙と鼻水をだらだら垂らし、明らかにおかしい呼吸をしているのに
全くその様子を変だと思っている感じじゃありませんでした。
私がただ泣いているだけって思っている感じ。
いやこんな泣き方した事ねえから!!!
……だからなのでしょう。
上のような状態の私に、
まさかの追い打ち。
嘘だと思うでしょ…?実話なんだぜ……?
まぁイラストで少しふざけてしまいましたが、母がこの状況を異常だと分かっていない以上、自分でどうにかするしかないです。
私は学生時代に先輩がよくやっていた「袋を口に当てて呼吸」をするために、
自由の利かない体をなんとか無理やり動かして落ちるようにベッドから降り、ベッドの横に置いておいた鞄の中から薬の入っているビニール袋を取り出し、そのまま床に転がって袋を口に当てました。
※ちなみにこれ、本当は推奨されない対処法だそうです!後述しますので真似しないようお願い致します。
【やっと分かった……?】
袋の中で呼吸をして、しばらく後…
いや今やっと気づいたの!?遅くない!?!?
怪訝そうな表情をして、口を開けばキツめの口調でそんな事を言う母に、心の底からそう思った私なのでした…。
【考察】
母は家族思いで社交的で明るい人ですが、家族には結構急にキツい態度を取る事もあります。
実家に住んでいた頃には耐性が付いていましたが、実家から出て耐性が弱くなったのでしょう。
心が弱っている事もあり、どうしてもそれが耐えられませんでした。
母は母で、私と娘のいるこの生活にストレスを感じていたはずです。
しかもこの時期は、毎年恒例の新潟の祖母がこちらに滞在する時期で、母にとっての義母とプチ同居期間中。
私との仲も祖母との仲も良いですが、やはり普段は父と二人暮らしをしている身としては、自分達夫婦以外の人間が家にいる生活というのはストレスがあったはずです。
特に祖母には気を使いますし、産まれたばかりの娘もいますしね。
やはり里帰りというものはそんなに長くするものじゃないという事か……。
…と思いましたが、この事件の1ヶ月ほど後から母との関係は急激に回復しました。
それはまた今度描きたいと思います。
【過呼吸の対処法】
袋を当てて呼吸する対処法は「ペーパーバック法」というものだそうです。
紙袋を使用するこの方法、以前は主流の対処法だったそうですが、今は推奨されていないそうで…ビニール袋なんて以ての外なんだとか。
最近まで知らなくてビニール袋でやっちゃってました…最悪窒息死もあり得るので、絶対に自己判断でやってはいけないそうですよ。
日本小児心身医学会HPより引用↓
意識的に呼吸を遅くする、あるいは呼吸を短時間こらえること で症状は改善します。患者さんは不安が強くなかなか呼吸を遅くすることができませんので、まずは患者さんをできるだけ安心させゆっくり呼吸するように指示します。
<注意>かつて紙袋を口にあてていったん吐いた息を再度吸わせることで、血液中の炭酸ガス濃度を上昇させる方法(ペーパーバック法)がありましたが、この方法では血液中の酸素濃度が低くなりすぎたり、炭酸ガス濃度が過度に上昇したりする可能性がありますので、医療機関以外では行なうべきではありません。
袋を使わなくても、症状は治まるんですね。
まぁ一つ言えることは、過呼吸起こしてる相手に私の母のようなオーバーキル対応は絶対NGって事ですかね!(笑)
さて、なんとか過呼吸は治まった私。
このメンタル大崩壊事件後、やっと少し明るい方向へと向かっていきます。
それはまた次回(^^)
◆今までのお話はこちらから
~産後、見事に病んだ話~
★第2話 初めての夜間母子同室。ナースコールをしたけれど・・・
★第3話 再度のナースコール。やっと来てくれたと思ったら……この人かよ!!
★第7話 心臓に穴!?娘の1ヶ月健診にて···
★第8話 私の里帰りが長かった理由
★第9話 無理と言われ……とうとう大爆発
~離乳食で精神崩壊しかけた話~
★第1話 おっぱい拒否!小食な娘の離乳食をスタートさせたら…
★第2話 料理が苦手なママが離乳食を始めたら…
★第3話 私を救った保健師さんの言葉
作者:こじめさん
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