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小一、万引を誘われる by ざくざくろ

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小一、唯一遊んでくれる幼馴染と駄菓子屋へ行こうとしたとき、幼馴染は言いました。

「2組の○○ちゃん、おばあちゃん出てくるまでの間にお菓子盗ってんねんて。」

それを聞いた時、

(2組の○○ちゃん悪いやっちゃな……でも少しだけかっこいいかも……)

と思いました。

悪いことに少し憧れを抱いていた私。

 

当時、勉強のことなど何も言ってこない母でしたが、

犯罪は許しませんでした(当たり前ですが)。

盗みや人を傷つけることには真剣な顔して

「絶対にあかん」

と言うてました。

 

それを思い出して、私が万引きなんてしたらお母さん悲しむやろな、と思いました。

幼馴染は幼馴染で、私の知っているかぎりこれ1回きりだったと思います。

きっと彼女も家に帰ってから、盗ったことに罪悪感があったんじゃないでしょうか。

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作者:ざくざくろさん
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