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寝かしつけ中、背中を向け携帯を見る私に息子が呟いた言葉は…【お母さん、こっちを向いて④~最終話~】 by ぺ子

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その時の俯く息子の表情は忘れることができません。

 

私は携帯を手放し、息子をギュッと抱きしめて頭を撫で、背中を優しくポンポンしました。

 

 

そのぬくもりに包まれて安心したのか、少しずつ寝息を立てる息子。

 

息子が寝る時に1番求めていたものは、ぬくもりと安心感だったのかもしれない…

 

自分が寝かしつけにイライラしないことばかりを意識していたせいで、こんな当たり前のことに気づくことができなかったのです。

 

 

考えてみれば、大人だって同じですよね。

疲れていないのに早く寝ろと言われても、そんなにすぐには寝付けません。

また、疲れてなくて寝られないのは息子のせいでもありません。

それなのに早く早くと勝手にイライラしてしまって、本当に息子にはかわいそうなことをしてしまったな…と後悔しました。

 

 

実は、早く寝かしつけをするために、他にもさまざまなことを調べてやってみました。

朝起こす時間を早める、寝る前はテレビを見せないようにする、寝かしつけの時間を21時にして起きている時間を長くすれば疲れて早く寝るかも…とか。

でも寝る時間は結局22時でした。

きっと、今の息子の最適な就寝時間は22時なのでしょう笑

 

起床時間も遅いわけではないし、日中眠くてぼーっとしていることもない。

夫が言う通り、活動量が増えたらすぐに寝るようになるのかもしれない。

極論、大きくなるにつれて園でのお昼寝もなくなりますから、そうしたらすんなり寝るようになるかも。

そんな結論に辿り着き、寝かしつけに対して以前よりゆったり構えられるようになりました。

私も就寝時には携帯を見るのをやめて息子をギュっとしてあげたり背中をポンポンしてあげています。

 

 

 

ちなみに、その週末夫からこんな提案が…

 

 

そうして土日だけでも寝かしつけは夫に任せることに。夫も私の様子を気にかけてくれていたようで、こんな提案を向こうからしてくれたことに嬉しさを感じました。長い時間ゆったりと自分の時間を過ごすことができるようになって、より平日の寝かしつけに気持ちの余裕ができるようになったと思います。

夫は寝かしつけに苦労しているようですが笑

 

 

皆さまも、「子どもは早く寝かさなければならない!」とか、「栄養バランスの整った食事を食べさせなければならない!」とか、育児はこうでなくてはならない!という概念に振り回されることも多いと思います。

でも、それは子どもや子どもを取り巻く環境によりけりな部分もあるのではないかと感じました。

 

いろいろ手を尽くしてみて、それでもどうしてもダメだった…というときには諦めも肝心。

お母さんの心の余裕が、子どもの気持ちの余裕にも繋がる…

そんなことを子どもから学ばせていただいた体験でした。

 

おわり

 

~第1話はこちらから~

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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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