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認知症の祖母が交差点を渡れない!男の子だからこそ出来た交差点からの救出【男子育児は大変か?④】 by 山田あしゅら

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前回の続き

 

【義父母の捜索】

寝ていたところを起こされて

祖父母の捜索を依頼された三男三郎。

 

入れ違いに義父母が帰って来ることも考えられるので

私は家に残ることにしました。

 

ところが

それから3~40分程経っても

義父母はおろか三郎までも一向に帰って来ません。

 

義父母が向かった先のスーパーは

私の足なら10分ほどで行ける距離です。

【3人の帰宅】

いつもなら

既に晩ごはんの時間もとうに過ぎた頃

 

3人がやっと帰って来ました。

 

 

夜とはいえ

暑い時期だったので3人とも汗びっしょりです。

 

どうしてこんなに時間がかかったのか

 

【帰れなかった理由】

 

三郎が義父母の姿を見つけた時

まだ二人はスーパー前の歩道で立ち往生していたようです。

 

交差点をはさんで

我が家の対角にあるスーパー。

家に帰るためにはまずAかBどちらかの横断歩道を渡らねばなりません。

 

行きは何とかスーパーにたどり着けたようなんですが

帰りには疲れてしまったのでしょう。

早く歩くことが出来なくなってしまったようです。

 

幹線道路なので

A方向もB方向もどちらも道幅が広く

どうやら

中央分離帯までたどり着かないうちに

歩行者信号が点滅を始めてしまい

慌てて元に戻ることをAとBとで繰り返していたようです。

 

介護が始まって数年のこと。

この時は私もまだ経験が浅く知らなかったのですが

認知症は症状が進むとそれまで出来ていたことが

急に出来なくなるということがよくあるのです。

(義母は認知症です。)

 

また

しばらく外出する機会が減っていた義母は

長時間歩く体力がなくなっていたのかもしれません。

 

義父の方はまだ割と元気だったので

義母のこういった変化にはお構いなし。

 

とは言え

自分が歩くのに精一杯の義父に義母の介助は無理です。

【三郎の働き】

そんな中

救出に駆けつけた三郎。

義父も義母も地獄に仏だったでしょう。

 

自分で歩ける義父を先に行かせ

義母を誘導して横断歩道を渡ります。

しかし

義母の歩みではやはり半分も行かないうちに

歩行者信号は点滅を始めてしまいます。

 

 

ばあちゃんは背は小さいけどかなりグラマー。

現役高校生@陸上長距離選手じゃなきゃ出来ん技だわね。

 

その後義母の歩みに合わせて

ゆっくりゆっくり帰って来たので時間がかかったらしいです。

 

出来ればどれだけでも眠りたい受験生なのに・・・。(当時高3)

お疲れ。お手柄でした。

 

これが息子で良かったとつくづく思ったエピソードです。

 

義父も

 

十分納得したみたいだし。

 

次回につづきます。

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◆今までの記事はこちらから

~男子育児は大変か?~

男子3人育てるのは大変じゃないと思っていたけれど・・【男子育児は大変か?①】

男の子女の子の違いを認識した3歳児健診【男子育児は大変か?②】

いざとなれば男の子?介護が必要な義父母が帰ってこないトラブル発生!【男子育児は大変か?③】

 

~子育てと自転車~

移動手段は自転車!まるで修行のようだった自転車ライフを振り返る【子育てと自転車①】

見過ごしていた危険の前兆!車体の不具合には要注意【子育てと自転車②】

自転車のススメ【子育てと自転車③】

自転車のいい思い出。大型連休にこんな楽しみ方はどうですか??【子育て自転車④】

 


⇒作者:山田あしゅらさん
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