救急車初体験。病院までが遠かった【息子の異変③】 by 山田あしゅら
救急車は呼ぶことも乗ることも
それまで経験したことがありませんでした。
ただ
これも たまたまなんですが
その少し前に行った市内のお祭りに『消防コーナー』のブースがあり
『119番に電話をしてみよう!』という体験企画を行っていて
何の気なしに
参加してみたことがあったのです。
救急車を呼ぶときは
①119番にダイアル
②「救急ですか?火事ですか?」と聞かれるので
「救急です」と答える。
③住所を伝える(分かりやすい道順や目印があればそれも)
④患者の年齢、性別、名前などを伝える
⑤容態を伝える
こんな感じの手順です。
もし、こういった体験の機会があれば
1度でもやっておくと本番で落ち着いて応答出来るかも知れません。
119番への伝達は
おかげで何とか首尾よく出来ました。
「それでは救急車を向かわせます。」
オペレーターの言葉は心強く
緊張もほぐれます。
ところがしばらくすると
一旦切った電話が今度は普段の呼び出し音ではない
『ビーッビーッビーッ』というけたたましい音で鳴ったのです。
出ると救急車からの確認の電話でした。
(体験でコレは聞いてなかったゾ。)
家の正確な場所と
今現在の患者の容態などを聞かれます。
尚、当時は保険証とお金ぐらいの準備でしたが
あれば『お薬手帳』(なければ飲んでいる薬の現物)
それからかかりつけのお医者さんの連絡先が分かる
診察券なども持参すると後で役立つことがあります。
色々やり取りをしている間に
電話口から聞こえるサイレンの音と
家の外から聞こえるサイレンの音がオーバーラップ。
確認の電話があるので
救急車が家の近くに来るまで電話に出られる態勢にいた方が良いようです。
当時はまだ携帯電話などあまりない時代。
知らずに外で救急車を待たなくて良かったと思いました。
到着した救急隊員さん数人が
足にビニールのカバーをかけて家に上がります。
2~3確認したのち
救急車に乗り込みました。
どうやらこの救急車。
当時、導入したばかりの最新式のものだったらしいのですが
率直な感想を言わせていただければ
あまり乗り心地の良いものではありません。
大きな男の人ならおそらく身体がはみ出ちゃうんじゃないかな?
と思うくらいのベッドの幅。
幼児の三郎を寝かせても
ベッド脇にある装備にやすやす手が届いてしまいます。
その時点では既に痙攣は収まって
気分的にも安定していたのでしょう。
いつものわんぱくサブちゃんがよみがえり
初めて乗る憧れの救急車に興味しんしん。
しまいにはあちこちイタズラを始める始末で
抑えるのに一生懸命のハハでございました。
・・・ああ病院がこんなに遠く感じられるなんて・・・。
続きます。
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