産後、出来ることなら行きたくなかった場所【第一子帝王切開出産物語。⑫】 by よいこ
こんにちは!
小1長男あー(自閉症スペクトラムあり)と
2歳次男いー(絶賛いやいや期)を
絶賛育児中のよいこと申します!(常にヘトヘト!)
今回は長男妊娠中のお話です。
長男は逆子ちゃんだったため、36週で予定帝王切開が決まりました。
すったもんだの末、出産したはいいものの、
術後初めて迎えた夜は想像を絶するもので、
のたうち回り、ほぼ一睡もできないまま朝を迎えました…
【ついに…】
とうとうこの時が来てしまった…。
尿意を感じる時が。
術前術後、しばらく絶飲食だったし、手術を挟んでそれどころじゃなかったのもあったんですが、尿管外されしばらくして…
やはりいかんともしがたい。
行かねばなるまい。
というわけで、いざトイレへ出陣の時が…。
想像を絶する、壮絶な旅路でした。
【何がつらいかというと】
まず、腹筋がバカになってて、寝返り打てない人が起き上がるだけで壮絶。
途中までは自動昇降ベッドで起き上がっているにもかかわらず、
ベッドに坐り直す、それだけで悶&絶!
そこから、点滴スタンドに全体重をお任せしつつ
一歩一歩、足を交互に出す。
出してるけど、全すり足ですよ。
足をわずかにあげることすら、筋肉低下のせいなのか、振動がキズに響くのかわからないけどなんかできなくて。
そのすり足の間も痛くて痛くてたまらんから、
魔女くらい腰曲げて、地の底から響く、デスボイスで呻きながらの前進。
傍目から見たら地獄だよね。
歩いてる方は地獄そのものですからね。
言うても、ベッドからトイレまでの道のりって、
そう遠くないんですよ。
個室なんで、むしろ近過ぎるくらい。
でも何千里って感じでした。
トイレ求めて3000里。
ベタですみません。
でもそんくらい果てしなく感じた…。
トイレに入ったら入ったで、座るも地獄、
動けぬ体で大量の悪露の処理も地獄、
流すも地獄、帰るも地獄…。
あ、思い出したくないかも…。涙
そしてこんな満身創痍な地獄からの帰還者のところに、
とうとう赤ちゃんがやって来るのです。
正直、ボロボロすぎて赤ちゃんのこととか全く頭になかったんだけど…!
つづく
◆今までのお話はこちらから
- 出産前の無知は恐ろしい…!子供を産んだ今だから言えること【第一子帝王切開出産物語。①】
- 経験者が語る!帝王切開のいいところ【第一子帝王切開出産物語。②】
- 帝王切開は手術前も大変!不快指数MAXだったことは…【第一子帝王切開出産物語。③】
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- 自分から何かが剝される?!手術中の驚くほどの力技…! 【第一子帝王切開出産物語。⑤】
- ママもびっくり!ツッコミどころ満載の新生児【第一子帝王切開出産物語。⑥】
- 感動の対面のはずなのに!?夫に何も言えなかった理由【第一子帝王切開出産物語。⑦】
- 母になって初めての夜。とんでもない事態が待っていた!!【第一子帝王切開出産物語。⑧】
- 医師から言われたことをことごとく【第一子帝王切開出産物語。⑨】
- 耳を疑った!看護師さんからの非情な言葉【第一子帝王切開出産物語。⑩】
- 帝王切開ママの術後は想像を絶するものだった?!【第一子帝王切開出産物語。⑪】
作者:よいこさん
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