迷った母の背中を押した言葉~斜視の手術の決断~【子どもの遠視・弱視・斜視⑪】 by ゆめぞう
◆前回のお話はこちら
訓練の成果なし?!親子で衝撃を受けた先生の言葉【子どもの遠視・弱視・斜視⑩】
斜視の訓練をしていたけんちゃんですが、
訓練の成果が出ず
手術を勧められました。
ところが、斜視は手術をしても
術後にまた斜視に戻ってしまうことが
あるんだそうです。
お医者さんから
そんな説明を受けて
かーちゃんは即決できずにいました。
考えれば考えるほど
何が正解かわからなくて
結論を出せずにいました。
そんな時にけんちゃんが…
きっぱりと
「手術するよ!」
普段はすっごい怖がりのけんちゃん。
手術は怖くないのか確認したら
やっぱり怖いらしい。
手術そのものも怖いし
結果が成功とは限らないのも
怖いらしい。
それでも迷いなく手術を選んだ理由は…
手術は最終目標じゃなくて
最終目標「ちょっとでも見えやすい目に!」に
近づくための手段だから!
目標を達成する前の手段の段階で
足踏みしたくない!と考えたようです。
けんちゃんにそう言われて
かーちゃんは背中を押されました。
本来なら私が背中を押してあげないと
いけないのでしょうが…。
まだまだ、子どもですが
自分の目と向き合って
自分がどうなりたいか、どうしたいかを
ちゃんと考えていたんだなあ、ということが
しみじみと分かった出来事でした。
子どもにとって一番いい治療は
親が道筋を決めなくては、と思っていましたが
親が責任を負いつつ
小さくても子どもの気持ちや意見も
よく聞いてあげないといけないな〜と
思いました。
《つづく》
◆今までの記事はこちらから
~子供の遠視と弱視と斜視~
第1話 目がよく見えていなかった?!3歳児健診でわかったことは…
第2話 早産の危険がある時に聞いた『赤ちゃんの目の機能』の話。
第4話 視線が合いにくい子供達。保育園の先生からのアドバイス
第5話 3歳児健診の視力検査で時間がかかる息子たち。その結果は・・?!
第6話 一つじゃなかった診断名!落ち込む母に先生が言った言葉
第7話 初メガネを買う時、子ども達にやらせたこと~遠視性弱視とその治療~
第8話 数年にわたる治療の末、ついに…?!子供達がずっと口にしなかったこと
第9話 弱視の回復を喜んでいたけれど…この後、立ちはだかる大きな問題
第10話 斜視の進行を止めるためにしたことは…
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