「この家にはもう帰らない」姑の考えた新しい道、そのためにした息子へのお願いとは?【広くて狭い同居住宅⑮ 完結】 by 林山キネマ
残された下の階、どうするの?
「もう帰らない」と言われたそうですが、「今すぐ使っていい」と言われたわけではないのです。
なので入居してしばらくの間は手を付けずにそのままにしていました。
それに、ひょっとして思った通りにいかなくて帰ってくるかもしれない、それに義母さんが使っていたスペースが今すぐ必要なわけではない。
だけどお風呂とキッチンだけは…
もともと不便に感じていた、玄関とお風呂とキッチン。
この部分だけはキレイに保つようにしながら使わせてもらうことにしました。
あとで旦那さんが義母さんに連絡を取って了解を得てくれたそうです。
今まで書いていなかったのですが、良美さん一家は義母さんと同居していたとき
入浴時間を気にして、家族全員で一緒にシャワーを浴びるだけの日が多かったのです。
お風呂の湯船につかるのは一週間に1回か2回。
それでも清潔は保てますが、冬の寒い日はとてもつらかったそうです。
良美さんは本当はとてもお風呂が好きで、ゆっくりと好きなだけ湯船につかりたかったのです。
多くの人が当たり前にしている「湯船での入浴」、でもそれがもう何年も同居をしていた家では出来ず…。
実家に帰ったときだけ長風呂を楽しんでいたそうです。
「義母さんには申し訳ないけど、体がしっかり温まるまで湯船に毎日は入れるのはすごくありがたい」と語っていました。
もしも義母さんが気が変わって戻ってきたときに、気分を害さない程度に場所は残して、掃除だけして。
そんな生活がお子さんが高校生になるくらいまで続いたそうです。
以上でママ友の体験談はおしまいです。
最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました。
次回は住居つながりで近所の騒音問題をテーマにします。
長いこと地味~に困っているんです!
☆次回のシリーズもどうぞよろしくお願いします
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。