産後のカミングアウト【第一子帝王切開出産物語。⑲】 by よいこ
こんにちは!
小1長男あー(自閉症スペクトラムあり)と
2歳次男いー(絶賛いやいや期)を
絶賛育児中のよいこと申します!
(常にヘトヘト!)
今回は長男妊娠中のお話です。
長男は逆子ちゃんだったため、
36週で予定帝王切開が決まりました。
すったもんだの末手術で出産、
苦悶の術後をなんとか乗り越え、
病院の方々や
家族の力を借りて、初の育児に奮闘中です!
【退院前のイベント】
退院も間近になると、だいぶ身体も回復してきて、
病院内の色々なイベントが目白押しでした。
調乳指導に沐浴指導、
個人病院なので、アロママッサージやらアルバムの撮影などなど。
そして思い出深かったのがお祝いディナー。
同時期に出産した産婦さんが集まって、最上階のレストランでディナーをいただけるという催しで、
病院内だからみんなパジャマだしすっぴんだし、
アルコールも飲めないんですけどね。
でも色々な方と、しかも近い時期に出産というビッグイベントを体験した人たちと話せる貴重な機会だったので、最初はぎこちなかったものの、すぐに打ち解けて大変盛り上がった記憶があります。
【話題は…】
もちろん話題は出産&育児話。
痛かった、辛かった、笑えた、泣けたエピソードてんこ盛り。
それぞれの話に深く共感したし、もちろんわたしもたくさん喋ったし。
…そんな中、すぐ隣に座っていた産婦さんは、
にこにこしながらも、あいづちは打ちながらも、
全く自分の出産話をしませんでした。
【カミングアウト】
その後、なんだかんだご縁があって、
退院後も彼女と交流が続いたのですが、
ある時カミングアウトされたのです。
無痛分娩だったと。
出産の苦労話をみんなが話す中で、
計画無痛分娩であったことをどうしても言えなかったと。
「なんで?りっぱな出産やん。堂々としてたらいいんだよ。」
…と思う。
…思うけど、その場で空気を読んで口にしなかった彼女の気持ちもわかりすぎるほど、わかる。
え、あの痛みを経験しなかったの?
いいなあ。でもなんで?
という目線、雰囲気、ともすれば実際に口に出して質問されること、
その全てに耐えきれなかったんだろうな。
わかるよ……。
実際は綺麗事じゃない。
それでも、
そう遠くない未来に、
そんなことに気をつかったりすることなく楽しく自分の出産体験を話せる、
そんな時代が来るといいなあ…と
願わずにはいられない、出来事でした…。
◆今までのお話はこちらから
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作者:よいこさん
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