気の荒いクラスの子、手を出さずに我慢していたら【男の子同士で起こしがちなトラブル②】 by 林山キネマ
前回、次男が小学生の時の起きた男の子同士で起きたトラブルについて書きました。
◆前回のお話はこちら
同級生に手を上げてしまい…【男の子同士で起こしがちなトラブル①】
その時に学んだのは、どんな場合でも手を上げて相手をケガさせてしまったらこちらが謝る立場になること。ケガをした側も苦痛を伴いますし、いい結果にはならないのです。
そして、次男は中学生になりました。
【クラスに乱暴な男の子がいました】
このことが起こる前も、その男の子は同じクラスの子に(相手の誰か特定した相手ではなく)、手当たり次第に嫌がらせをちょこちょこしていたようなのです。
当然みんな関わりを持ちたくないので彼を遠巻きにします。あまり相手をしないように、近くに寄らないように気を付けていたそうですが、それでもちょっとした時に物をぶつけられたり水をかけられたりしていました。
次男は小学生の時に「やり返してしまったらこっちが謝罪する側になる場合がある!」と知ったため手を出すことはしなかったのですが…
【その結果、背中や頭を何度も蹴られ…】
学校から私のところまで、至急迎えに来て病院に行くように連絡がきました。
連絡があった時、過去のこともあり「まさかまた手を上げたのでは…」と疑ってしまった自分がいました。
実際には息子は一度も手を上げておらず、相手が殴ったり蹴ったりしてくる間、身を縮めずっと耐えていたようです。
病院に行き、診てもらうことになりました。骨折や出血など大きなケガはありませんでしたが、頭や背中を蹴られているのでいろいろ検査を受けました。結果は打撲による内出血と擦り傷で消毒されて治療が終わり、何かあったらまた来るようにということでした。
前回の小学生の時におきたトラブルでは保険が適応されましたが、今回はこちらが立て替えた分をあとで向こうの保護者に支払っていただきました。
病院の待合室で次男は私を安心させようとしたのでしょう。「あいつには困ったなぁ」と言いながら、病院に行くほどじゃないケガなのをアピールしていました。
【改善が考えられない相手にどうしたらいいの?】
先生が言うには以前にもよくトラブルを起こしがちの子だったようで、話をしてもこれ以上の改善は難しいだろうとのこと。それで最近は直接殴るのではなく、水をかけたり物を投げたりと保護者に連絡する必要が出る少し手前までのことをあえてしているのだと知りました。
私は次男には「とりあえず近づくな」と言い、先生には掃除の当番のグループを変えてもらいました。その他にも相手の子と近くになることが極力ないように頼みました。こちらが手を出さないようにすることはできますが、向こうが乱暴行為を続けてくるのを許しているつもりはないですから。
その後は何も起きていないようで、それなりに落ち着いたかなと思ったのですが…そうでもなく、次男の精神をイライラとさせるものがまだあったようなのです。
次回は、そんな次男と私がそのイライラを解消するためにしたことについて書きます。
☆次回に続きます
◆今までのお話はこちらから
~男の子同士で起こしがちなトラブル~
★同級生に手を上げてしまい…【男の子同士で起こしがちなトラブル①】
~小学生のいじめ~
★入学シーズンに思い出す、明るく素直だった息子が…【小学生のいじめ①】
★登校班のトラブル?息子が何をされていたか?【小学生のいじめ③】
★一度は止まったと思った嫌がらせのあと、ある日…【小学生のいじめ⑥】
★よその子の「お菓子の請求」を断って大変なことに!【小学生のいじめ⑧】
★同級生の家で遊んだのきっかけで大変なことに【小学生のいじめ⑨】
★遊びに行った先のおじいさんを怒らせてしまい…【小学生のいじめ⑩】
★小学生に教えた「世の中の残念な大人」の存在【小学生のいじめ⑪】
★断ち切ろう、負の連鎖!いじめをする子供の背景【小学生のいじめ⑫】
★「ちょっと貸して」から断わる勇気を身に着けて【小学生のいじめ・その後】
作者:林山キネマさん
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