理想のお母さんと、私なりのお母さん【第二子が産まれて60】 by ぴなぱ
【こうあるべきという呪縛】
1人目育児ももちろん楽しいことや嬉しいことはたくさんありました。ただ今思うと、特に乳児期は常に不安で戸惑うことばかりで、いつも何かに焦っていた気がします。子どもがどうこうではなく、今思えば多分私自身が「母親とはこうあるべき」という呪縛に囚われていたんだと思います。
「お母さんなのに泣き止ませることができない」「お母さんなのにイライラしてしまう」「お母さんなのに子育てが辛いと思ってしまう」
子どもが産まれて、お母さんになったはずなのに、私は全然お母さんをできていない。お母さんにならなきゃ、もっとちゃんとお母さんをやらなきゃと、きっとそんな焦燥感があったんだと思います。
【私なりのお母さん】
長女こまちゃんが大きくなるにつれ、いつの間にかそんな気持ちは薄くなっていきました。それがいつだったのかわからないくらい、ゆっくりゆっくり私はお母さんになりました。
子どもを産んだからお母さんになるわけじゃなく、何かができるからお母さんになれるわけでもなく、子どもを育て、子どもと一緒に育ち、子どもから求められ認められることで初めて自分が「お母さんになれた」と感じられるのかなと思います。
思い描いていたお母さん像とは違うかもしれないけど、子どもがお母さんと思ってくれるならそれが「私なりのお母さん」なんだと。
【2人目育児では…】
「私なりのお母さん」から始まった2人目育児は、もちろん大変なこともあるし不安が全くないわけでもないけど、それでもとても楽しいです。1人目とは勝手が違うこともありますが、今度は戸惑ったりもせず初めての事態でもそれを新鮮だと感じられるようになりました。
こうして書くと1人目に申し訳なかったような気持ちにもなるし、1人目のときもこうやって純粋に育児を楽しめたらよかったとも思いますが、大変だと感じたことも含めて、1人目育児も私にとっては大切な思い出です。当然2人目育児も。
まだまだ未熟な母ですが、子ども2人と共にこれからもっと成長し、「私なりのお母さん」に自信を持てるようがんばりたいと思います。
長く続けさせていただいた「第二子が産まれて」シリーズですが、今回を持ってひとまず終了とさせていただきます。読んでくださった方ありがとうございました!
次回からまた別のシリーズを書かせていただきますので、また読んでいただければ幸いです。
◆今までのお話はこちらから
~第二子が産まれて~
第一話 次女出産で解決した3年越しの疑問
第49話 正反対の性格だと思っていた姉妹。でも最近、似ているところも見えてきて…
第50話 食事をひっくり返す行為に悩んでいたら…。あるものですんなり解決!
第52話 子どもの医療保険。長女はかけたけど次女にはかけそびれていて…
第54話 受診のタイミングがわからなかった1人目育児。そんな私が救われた医師の言葉とは
第55話 4歳差姉妹の取り合いの様子
第56話 2人目は発達が早いと思ったけど…?お姉ちゃんが激甘な我が家の場合
第57話 家と外での子どもの様子の違い
第58話 3人目は考えてる?前編
第59話 3人目は考えてる?後編
作者:ぴなぱさん
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