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『不思議な体験』義母の助けを拒否する私に聞こえた言葉 by 山田あしゅら
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平成最後ということで
平成はどんな時代だったか？という番組をあちらこちらで見かけます。
次男二郎はもう少し誕生日が遅かったら平成生まれ。
三男三郎は4年生まれだものね。
もちろん30年の間には他にも色んなことがあったんだけど
何だかんだであっという間に過ぎちゃったのよね。
そんな中で一つだけ
忘れられない不思議な体験があるの。
【次男がまだ1歳にもならない頃のこと】
調子を崩してしまった私。
最初は産後のストレスが溜まってんのかな？ぐらいに思っていたけれど
どんどん症状は悪くなるばかり。
夏を過ぎた頃、とうとう倒れてしまったのです。
近くの病院に駆け込んで
点滴をしてもらうとしばらくは楽になるのですが
何日かするとぶり返す、ということを繰り返していました。
その後、あちらこちらの医療機関で検査をするものの
なかなか原因が分かりません。
それでも家事は待ったなしですし
一郎二郎はまだ手がかかります。
子どもが病気になるのも大変ですが
お母さんが病気になるのはもっと大変。
ワンオペ育児とは言うものの
この時ばかりは同居だから助かったんだと思います。
【主婦の座】
でもね、元々家事があんまり得意じゃない義母。
色々なことが気になります。
この期に及んで
『主婦の座』を取られちゃうような気にもなってしまうわけです。
二人の子どもを任せられないという気持ちも出て来ます。
辛い身体に無理をして
義母の手助けを拒否するようになりました。
その日もフラフラしながら台所に立っていました。
しばらくすると背後の頭の上の方から
と、大人の男の人の声がしたのです。
空耳とかではなく
かなりはっきりした声でした。
しかし後ろを振り向いても誰もいません。
当時の台所は独立型でリビングは廊下を隔てた向こうにあったので
テレビの声だとしてもこんなにはっきりとは聞こえないはずです。
「息子たちが大きくなったらきっとこんな感じで声を掛けられるんじゃ？」
と思えるような「おふくろっ」の声。
しかし、その声を聞いてから
何となくツッパる気持ちが薄らいできたように思います。
【病気の原因が分かったのは1年後】
1ヶ月にわたる入院が必要な
結構ややこしい病気だったのです。
結局、その間は
子どものことも含めて義母にとてもお世話になりました。
あの「おふくろっ」が素直になれよと
たしなめてくれたのかも知れません。
【あれから30年】
リアル背後の頭の上から
お声がかかるように
なりましたとさ。
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⇒作者：山田あしゅらさん
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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